一級建築士の受験についてPart2【1回目学科不合格】

資格

 こんにちは!がじゅまるです。
 今回は、私が一級建築士試験に初めて挑戦したときの体験を振り返り、当時の気持ちや経験を共有できればと思います。詳細は以下の項目です。

  • なぜ一級建築士の試験を受けたのか?
  • 受験を決めたのはどんなタイミング?
  • どんなスケジュールで受験したのか?
  • 受験して後悔したことは?よかったことは?
  • 不合格だった当時の心境は?
  • なぜもう一度受験しようと思ったのか?

 このPartでは『受験を決めたのはどんなタイミング?』について詳しく書きたいと思います。

受験を決めたのはどんなタイミング?

社会人3年目、受験資格の変更あり

 私が初めて一級建築士試験を受けたのは、社会人3年目、28歳のときでした。実務経験を積み、受験が可能になるタイミングでした。

 ちょうどその頃、建築士法の改正があり、受験資格に実務経験が不要なりました。私は社会人1年目に二級建築士に合格していたため、実務経験なしで一級建築士を受けられる大学生が少しうらやましく感じていました。「もう一年早く改正されていたら…」とも思っていましたね。

 その頃、会社には私以外に3名、一級建築士を受験する上司がいました。その人達は前年に学科か製図試験で不合格となり、再受験する予定でした。会社に同じく受験する人がいるため、私も受験に踏み切りやすい環境でした。

当時のプロフィール

 私は大学院を途中で辞め、設計事務所に就職しました。社会人3年目で28歳のときに一級建築士試験の受験を決意しました。

 私の職場は小さな設計事務所で、同期もおらず、私以降に新入社員もいない状況でした。そのため、会社で私が最年少でした。中途社員やパートの方が一時的に入社することはありましたが、すぐに辞めてしまう人が多かったです。当時は仕事が忙しかったことが原因だったと思います。

 プライベートでは交際相手と同棲していました。将来についても少しずつ考え始めていた時期でした。

仕事の状況

 私は大型案件の意匠担当者として仕事をしていました。その案件には私のほかに主担当の上司1名、意匠担当者の同僚(Aさん)1名、パート社員1名で取り組んでいました。主にAさんと一緒に業務を進めていましたが、Aさんは中途入社の年上の方で、業務の取りまとめをしていました。

 しかし、業務が忙しくなるにつれ、徐々に私の負担が増えていきました。最終的にはほとんどの仕事を押し付けられる形になりました。原因は私にもあったとは思います。大変そうに仕事をしていたため、進んで仕事を手伝っていました。気がついたときには、仕事が増えていました。そのため、連日長時間勤務が続き、遅い時間帰宅することがほとんどでした。深夜残業や土日出勤もあり、私生活の時間はほぼありませんでした。

 結果的に、試験直前には限界を迎え、仕事を休むことになりました。

私生活の状況

 当時、交際相手と約1年間同棲していました。相手は社会人6年目の同じ年齢です。IT系の仕事をしており、後輩を指導する立場でした。

 お互いに仕事が忙しく、さらに平日も土日も私は試験勉強に時間を使っていました。日曜日は終日資格学校に通い、土曜日は資格学校の予習・復習に追われ、平日の夜も勉強漬けでした。試験勉強中心の生活になっていました。受験の決意を交際相手に伝え、応援してもらっていたが、仕事と勉強の両立で二人の時間をほとんど取れなくなっていきました。結果的には喧嘩が増え、すれ違いが多くなりました。

 最終的には、仕事を休むタイミングで別れることになってしまいました。

最後に

 受験するタイミングは最悪でした。振り返ると、受験を決めた時期は、仕事も私生活も非常に大変な時期だったと思います。今では「あの時、無理して受験しなくてもよかったかも」と思うこともあります…。
 以下の点が特に問題だったと感じています。

  • コミュニケーション不足

 仕事においては、嫌なことや大変なことを断る勇気や、自分が大変な状況にあることを周囲に伝えることの重要性に気づきました。仕事に復帰後は、自分の状況を上手に伝えるように考え、少しずつ改善されてきたと感じています。少しずつですが、感情を素直に伝えるようにしています。大変なときには『大変だ』『手伝ってください』と!

 私生活においても、もっと交際相手ときちんと話し合う機会を設けるべきだったと反省しています。お互いの状況を共有していれば、別れることにはならなかったかもしれません…。今となっては、自信はありませんが…。

 私は、仕事も私生活もうまくいかないことが多かったですが、その経験があったからこそ、仕事や人生に対する考え方が変わったとも言えます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました