こんにちは!かじゅまるです。
私は建築士試験を1級と2級の学科・製図合わせて計8回受験しました。具体的には、2級建築士学科2回、製図2回、1級建築士学科2回、製図2回です。いずれも1回目の試験では不合格でしたが、2回目で合格しました。そのため、成功した点よりも失敗した点のほうが参考になると思います。
まず、学科試験で失敗した点をお伝えしたいと思います。
学科試験で失敗した点
失敗した点は以下の3点です。
- 過去問をやらずに参考書ばかりを勉強
- 法規を勉強せずに受験
- 仕事と私生活の両立ができなかった
1.過去問をやらずに参考書ばかり勉強していた
最初に建築士試験を受けた際、勉強範囲が広くて非常に大変だったのを覚えています。何事もそうですが、初めての挑戦や経験には時間がかかり、未経験のことは何が何だか分からない状態でした。当時は参考書でしっかり勉強してから過去問に取り組もうと考えていましたが、時間は限られているため、受験までに十分な時間がありませんでした。そのため、過去問を繰り返し解くことができず、学んだことが定着しませんでした。また、過去問を解いていなかったため、試験の時間管理もできていませんでした。完璧主義にならず、ある程度参考書を勉強した段階で過去問に取り組むべきでした。過去問を繰り返し解くことで、簡単な問題を取りこぼさないようにすることが重要です。
2.法規を勉強せずに受験
1.により時間が足りなかったため、法規を全く勉強せずに受験したことがあります。今では考えられませんが、当時は法令集を持ち込めるため、法規は勉強しなくても良いと考えていました。試験会場で新品の法令集を確認していた際、試験官の怪訝な表情が忘れられません。結果的に学科試験は合格しましたが、製図試験では法規を全く理解しておらず苦労しました。法規の勉強をしないことは決しておすすめしません。他の分野と繋がる部分が多いため、必ず勉強してください。法令集の引き方を理解すれば非常に面白い分野だと今では思います。
3.仕事と私生活の両立ができなかった
社会人であれば誰しも経験があることかもしれませんが、私も両立がうまくできませんでした。私の場合、仕事と試験勉強、私生活(当時付き合っていた彼女)とのバランスが取れず、全てがうまくいきませんでした。どこかで折り合いをつけるべきでしたが、全てを頑張ろうとして全てがダメになってしまいました。体調を崩して仕事をしばらく休むことになり、学科試験も不合格、彼女とも別れるという散々な結果となりました。
最後に
学科試験においては、以下の点が重要です。私が失敗から学んだ教訓です。
- 過去問の重要性: 参考書だけでなく、過去問を繰り返し解くことで知識を定着させ、試験の形式や時間配分に慣れることが大切です。
- 法規の勉強: 法令集が持ち込めるからといって法規を軽視せず、しっかりと勉強することが必要です。他の分野とも関連しているため、総合的な理解ができます。他の分野の勉強の手助けにもなります。
- バランスの取れた生活: 仕事、勉強、私生活のバランスを保つことが重要です。無理をしすぎると全てがうまくいかなくなる可能性があるため、計画的に時間を配分することが大切です。また、完璧主義は良くないと痛感しました。適度に折り合いをつけながら取り組むことが重要です。今でも1番難しい所だと感じています。
製図試験について
製図試験については次の記事で詳しく書きますので、ぜひご期待ください。
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