一級建築士の受験についてPart3【1回目学科不合格】

資格

こんにちは!がじゅまるです。
 今回は、私が一級建築士試験に初めて挑戦したときの体験を振り返り、当時の気持ちや経験を共有できればと思います。詳細は以下の項目です。

  • なぜ一級建築士の試験を受けたのか?
  • 受験を決めたのはどんなタイミング?
  • どんなスケジュールで受験したのか?
  • 受験して後悔したことは?よかったことは?
  • 不合格だった当時の心境は?
  • なぜもう一度受験しようと思ったのか?

 このPartでは『どんなスケジュールで受験したのか?』について詳しく紹介したいと思います。

私は、資格学校に通いながら受験勉強を進めていましたので、そのスケジュールについて紹介します。

講座開始前

 前年度の一級建築士の製図試験が終わったあたりから受験準備を始めましたが、実際に資格学校に通い始めたのは前年10月末からでした。それまでは特に勉強はしていませんでした。資格学校で入学手続きや支払いを済ませ、準備を整えたくらいです。資格学校は、アクセスの良さで選び、有名な講師などについては特に考慮しませんでした。

10月〜12月まで(講座開始から準備講座まで)

 12月は主に基礎講座で、法規と構造を受講していました。講座は毎週日曜日9時から17時程度で行われ、1月から本格的な授業が始まる予定でした。

 10月から11月は、12月に比べて仕事が比較的落ち着いていたため、予習・復習にもしっかり取り組めました。平日の夜は1時間ほど、土曜日は半日または終日勉強に集中していました。日曜日は資格学校の講座に専念し、他の勉強は行いませんでした。

 12月になると仕事が忙しくなり、平日は勉強の時間が取れなくなりました。そのため、その分土曜日の終日と、日曜日の講座後に勉強しました。忙しい中でも年末の休暇があったため、なんとか乗り切ることができました。年末は実家に帰ることを諦め、法令集の線引きや過去問に時間を費やしました。

1月〜3月(本講座開始、仕事がピーク)

 資格学校の本講座が始まりました。年末と同様のスケジュールでしたが、内容が一段と難しくなりました。仕事がさらに忙しくなり、土日の勉強時間だけでは不足し始め、復習が追い付かず、小テストの成績も悪化していました。1月と2月はなんとか資格学校に通い続けていました。

 しかし、3月に入ると仕事がピークを迎え、ついに限界が訪れ休職することになりました。その時の仕事の状況は、朝6時に出社し、深夜(日付を過ぎた頃)に帰宅する生活が続いていました。

 私生活でも交際相手との関係が悪くなり、夜や土日に喧嘩が増えました。結局、3月の休職のタイミングで別れることになりました。今振り返ると、どれか一つ(仕事私生活資格)を早めに諦めていれば良かったと思います。
 仕事や資格は諦めてもよかったと思います…。

3〜5月(休職期間)

 体力的にも精神的にも一番辛い時期でした。そのため、この期間は一切勉強していませんでした。正直、会社に復帰するかどうかも悩んでおり、資格のことを考える余裕はありませんでした。正直どうでも良いと思っていました。本当に何に対してもやる気が起きず、どうしようもない時期でした。

 結局、5月のGW明けまで仕事を休むことになるのですが、仕事に復帰するのは非常に大変でした。限界になる前に目の前のことから逃げ出しても良いと思います。

 また、交際相手と別れたのですが、同棲していたため引っ越し先が見つかるまで一緒に暮らさざるを得ず、地獄のような状況でした…。

5〜7月(会社復帰、勉強再開)

 GW明けに会社に復帰したものの、試験勉強は一週間ほど再開できませんでした。仕事に慣れることが精一杯でした。5月中旬から試験勉強を再開しました。

 資格学校の講座をかなり休んでいたため、今から資格学校に通っても追いつくことは難しいと考え、教室に通い授業を受けることをやめました

 資格学校の講座は授業のアーカイブ動画を見ることができるため、その動画を活用して基礎から学び直しました。法規の動画解説は教室で授業を受けていた時よりわかりやすく、勉強し直して良かったと感じました。

 平日2~3時間、土日10時間程度の勉強を続けていました。この頃には引っ越しも終わっていたため、勉強に集中できていました。というより、勉強に集中している方が気が紛れるのでやっていたという方が正しいかもしれません。7月初旬に全教科の講座を終え、過去問も一通り解きましたが、模試の結果は合格点には程遠いものでした。

本試験、その後

 そして、学科試験の本番に臨みました。結果は不合格でした。

 自己採点で合格ラインに4~5点届かず、不合格だろうと思い製図試験の準備は行いませんでした。試験後は、資格学校での返金手続きや教育訓練給付金の申請を行い、その年受講する予定だった製図試験講座の費用を返金してもらいました。来年度の試験の講座申し込みの話もありましたが、その時は来年受けるかどうかも考えていなかったため行いませんでした。翌年に学科試験を再受験するのですが、気持ちを切り替えるのに2ヶ月以上かかりました。

最後に

今回の受験を通して学んだことは以下の2点についてです。

1つ目は、「諦める、やめることの大切さ」です。

 資格取得のために一生懸命に取り組んできましたが、時には何かを諦める選択も必要だったと実感しています。すべてを頑張りすぎると、気付かぬうちに自分が限界を迎えてしまうことがあります。復帰するのには本当に大変ですし、できれば避けたい経験でした。休んだ期間があったことにより、法規は勉強の仕方を見直すことができ、その点においてはよかったと思います。

2つ目は、講座の日程は土曜日(開校の早い日程)を選ぶことです。

 早い日程で受講することで、試験までの時間に余裕があります。当たり前のことですが、本試験まで時間が1日でも多い方が気持ちに余裕が生まれます。

 祝日(日曜日)を利用してに復習の時間を確保しやすくなります。日曜日の授業後でも時間を確保することは可能ですが、終日授業を受けた後だと集中力が続かない場合があります。復習はなるべく早めに行った方が効果的です。私の場合、日曜日に授業を受けてその復習を平日や次の週の土曜日に行っていたため、効率が悪かったです。

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