今回は、2回目の一級建築士の学科試験の体験を振り返り、当時の気持ちや経験を共有できればと思います。詳細は以下の項目です。
- なぜ、もう一度建築士試験を受けたのか。
- どんなスケジュールで受験をしたのか。
- 受験して後悔したことは?よかったことは?
- 学科試験を合格した心境は?
今回は、「なぜ、もう一度建築士試験を受けたのか」 について当時の具体的な感情や考えを共有したいと思います。
なぜ、もう一度建築士試験を受けたのか。
- 不完全燃焼だった
- 交際相手と別れた際の言葉
- 自分に自信を持ちたい
上記の3つ理由が大きかったと思います。
不完全燃焼だった…。
1つ目の理由は試験が不完全燃焼に終わったことです。
1回目の試験は体調を崩したこともあり、充分な勉強時間を確保することもできませんでした。そんな中、受験した学科試験は、思いのほか健闘していました。そんな経験があったため、試験後に『もう少しやればできたかな。』という思いが強かったです。試験前も『試験勉強をやり切った!』という感覚はなかったですし、試験後、学科試験を合格した人達が製図試験に向けて頑張っている姿や苦労を口にしている様子を見ているのが辛かったの覚えています。
交際相手と別れた際の言葉
2つ目の理由は、交際相手と別れた際に言われた言葉がきっかけでした。
別れ際には多くの辛辣な言葉を浴びせられたが、その中でも特に印象に残ったのが『努力の方向が違う』という一言でした。喧嘩をしていたので、腹の立つことや落ち込むこともあったけれど、その言葉は印象に残っています。自分では交際相手との今後生活が良くなるため行動しているつもりだったが、その言葉によって、自分の頑張る方向が本当に正しいのかを考え直すようになりました。
1回目の試験では、仕事を休職し、交際相手とも別れ、さらに試験にも落ちるという散々な結果でしたが、その経験があったからこそ、今後の努力の方向性を見直すきっかけになりました。
自分に自信を持ちたい
最後の理由は、『自分に自信を持ちたい!』という思いでした。これは、初めて一級建築士試験を受けようと決心したときの理由とも共通しています。
試験が終わり、周囲の人たちが次の目標に向かって進んでいくのを見ているうちに、もう一度挑戦しようという気持ちになり、初心に戻ることができました。特に明確なきっかけがあったわけではないが、時間が経つにつれて気持ちの整理がついたのがよかったと思います。そして、この気持ちになれたのも、前述した交際相手の一言が大きく影響していました。
最後に
もう一度、試験を向けようと思った理由を振り返ると、
- 不完全燃焼だったことについて
1回目の試験では、体調不良や勉強不足の影響で実力を発揮できなかったことが悔しかったです。そのため、『もう少しやれば合格できたのではないか』という思いが強く、再挑戦を決意しました。 - 交際相手の言葉から得た気づき
『努力の方向が違う』と言われたことで、自分の努力の仕方や目標を見直すきっかけになりました。試験に落ちたことは辛かったが、今後の努力の方向を考え直す良い機会になりました。 - 自信を取り戻すため
1回目の試験の結果や周囲の状況を見て、もう一度挑戦することを決めました。再び努力することで、初心に戻り、自分に自信を持つことができるようなりました。
1回目の試験に落ち、仕事や私生活でも苦い経験をしましたが、悪いことだけでありませんでした。もう少しやればできると自分のことを多少認めることができましたし、苦い経験の中から今後の自分の考え方の指針になることも学べたと思います。
何より、自ら再度試験を向けようという気持ちになれたことが、今後の人生においても良いことでした。
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